水光注射は美肌効果を期待できる美容注射ですが、有効成分を配合することでニキビやニキビ跡にも対応できます。
そこで、ここでは水光注射のニキビ治療に焦点をあてて、効果的な理由から注意点、ダウンタイム、費用など詳しく紹介していきます。
目次
水光注射とは
水光注射とは非架橋と呼ばれるさらさらとしたヒアルロン酸を専用の機器を用いて肌に細かく注入する施術です。肌のツヤやハリを回復するだけではなく、肌の悩みに合わせて美容成分を配合することで様々な症状に対応できます。
また、この機器は一度に5~9本の針を刺すことができるため、手打ちよりも細かく制御でき、ムラなどが起こりにくくなっています。
水光注射がニキビ・ニキビ跡治療に効果的な理由
ニキビに効果的な理由
水光注射はニキビに対する有効成分を肌の奥まで浸透させられるため、ニキビ治療に効果を期待できます。
ニキビの治療に用いられる成分としては主に抗炎症作用、皮脂抑制作用のあるビタミンCや皮膚や粘膜の健康を維持するビタミンB6などが挙げられます。
ニキビ跡に効果的な理由
水光注射によって肌のハリや凸凹が改善されることで、軽度のニキビ跡であれば目立たなくなる効果を期待できます。
また、肌の再生やターンオーバーを促進する成長因子やPRP(多血小板血漿)などの成分を配合することでより効果を高めていきます。
水光注射によるニキビ・ニキビ跡治療の注意点
①ニキビ治療のための成分はオプションになる可能性がある
ニキビ治療に有効な成分はビタミンB群やビタミンCなどですが、それらを配合するためには追加の料金が必要になる可能性があります。
ヒアルロン酸の注入のみの値段を基本料金として表記しているクリニックも多く、カウンセリングなどでニキビの治療をしたい旨を伝えて実際にかかる費用の見積もりを出してもらうようにしましょう。
②効果を実感するためには複数回の施術が必要になる可能性がある
水光注射はあくまで有効成分を肌に届ける施術です。外科的にニキビを取ったり、ニキビ跡を削ったりするものではないため、効果が現れるまでに複数回の施術が必要になる可能性があります。
また、美肌目的の場合でも、水光注射で用いられるヒアルロン酸は肌に吸収されやすく、その効果を持続させるためには定期的な施術を受けなければなりません。
③薬剤にアレルギーを起こす可能性がある
稀なケースではありますが、水光注射の薬剤にアレルギーを起こしてしまう可能性があります。ベースとなるヒアルロン酸自体はもともと体内に存在する成分なのでアレルギーを起こす確率は非常に低いのですが、配合された成分や添加物に反応してしまうことが原因です。
よってカウンセリング時には、以前アレルギーを起こしたものがあれば医師に必ず伝えるようにしてください。
水光注射によるニキビ・ニキビ跡治療の効果を実感できる回数・期間
一般的に水光注射は2,3週間毎に4~5回の施術を繰り返すことが推奨されています。その後は数カ月に1回治療を受けることで効果を保つことができます。
特にニキビ、ニキビ跡の治療の場合は5~6回をセットにして治療をすることが多いようです。効果の実感には個人差があり、初回である程度効果を感じられる人もいれば、4回繰り返してようやく実感できたということもあり得ます。
水光注射のダウンタイム
水光注射のダウンタイムは3~7日程度です。施術後には軽度の赤みや火照りのような痛みが出ることがあります。しかし、いずれも数日で治まることがほとんどです。
また、注射針が細い血管を傷つけてしまうと内出血を起こす可能性があります。その場合は7~10日程度残ることがあるため注意してください。
水光注射の費用
水光注射は基本的に健康保険の適用外である自由診療のため費用は全額自己負担となります。
料金の相場は1回あたり顔全体で50,000~100,000円程度ですが、使用する美容成分によっても左右され、さらに別途で麻酔や診療費、薬代がかかる可能性があるため注意が必要です。
またフラクショナルレーザーの効果をはっきりと実感するためには複数回の施術が必要となるケースも多く、その場合はトータルの費用を計算しておく必要があります。クリニックによっては3回~5回の施術をセット料金にしたり、初回の料金を安く設定したりしている場合もあるため、事前に確認することが大切です。
銀座美容外科クリニックの水光注射の値段
初回 1.0cc 39,000円
※初回容量は1.0ccまでとなります。
2回目以降 1.0cc 43,200円
2回目以降 1ccあたり(6cc以上) 32,400円※税込料金。※保険適用外の自由診療です。※標準的な施術料金です。※上記診療には、Dr処置料(2,160円)が別途かかります。※表面麻酔をご希望の場合は別途(1,080円~2,160円)かかります。※ご購入は1.0cc単位となります
水光注射以外のニキビ・ニキビ跡に効果的な治療法
①フラクショナルレーザー
フラクショナルレーザーはレーザーによって皮膚に微細な穴を開けることで自己治癒力を利用し、肌を再生させる治療です。
またレーザーの熱作用によってニキビの元となるアクネ菌を死滅させて症状を改善したり、皮膚の再生機能によってクレーター状になったニキビ跡に対応したりできます。
②ケミカルピーリング
ケミカルピーリングは、グリコール酸や乳酸を用いて古い角質や老廃物を除去し、肌質を改善する治療です。
ニキビの原因となるアクネ菌は皮脂によって繁殖するため、皮脂の分泌をコントロールし、毛穴に詰まった老廃物を除去できるケミカルピーリングはニキビの治療にも用いられています。
③薬物療法
菌の繁殖を抑える抗生物質や、炎症・皮脂の分泌を抑える薬など、薬によってニキビを改善していくのが薬物療法です。
飲み薬と塗り薬の両方、あるいはどちらかを用いることがあります。
水光注射によるニキビ・ニキビ跡治療を失敗しないためのポイント
水光注射はニキビなどの症状に合わせた成分を配合することで、様々な肌トラブルに対応できる施術ですが、その分、配合の度合いや専用の機器の取り扱いなどで仕上がりに差が生まれることになります。
水光注射で失敗のリスクを抑えつつ効果を実感するためには、経験豊富で技術力の高いクリニックを選ぶことが重要です。また、クリニックの施術の実績や実際に施術を受けた人の声、所属する医師の勤続年数などを総合的に比較しながら選ぶようにしましょう。
他にも事前のカウンセリングをしっかりと行うことも大切です。とくにヒアルロン酸や配合する成分で過去にアレルギーを起こしたものがあれば医師に伝えるようにしましょう。
水光注射を検討中の方はまずはカウンセリングから
患者様のお悩みに対して医師を始めとするスタッフ全員が親身になってカウンセリングを行います。それは「患者様一人ひとりに適した治療」そして「患者様にとって満足度の高い治療」を行うためにもっとも大切な要素の一つと考えております。
美容についてお悩みがありましたら、まずは銀座美容外科クリニックにご相談ください。